新しい職場と仕事と

新しい部門に異動となって、私は今までやってきた分野とはそれほど遠くはないけど、未経験の領域の仕事をすることになりました。なんと未経験の私は、昨年大問題をおこし、中途半端になっているプロジェクトリーダーになる事になりました。

昨年、やる人がいなくて揉めてもめる状態になって、社内の別の部門が激怒りしているところに、私が異動してきたので、リーダーとしてプロジェクトを進めなさいという事でした。

プロジェクトですし、私は未経験の領域だし、チームを組んで実施する必要がありました。さすがです。新しい部門には経験者はいませんでした。またメンバーはすでに仕事をアサインされているとの事で、チームメンバーの選定は難航(というかそもそも人がいない)しました。

パートナーさんを使って何とか進めることにしましたが、私が分かっている領域で指示を出せるのならいいけど、他分野から移動してきて経験もない私にどうすれというのか、全く謎だらけでした。

新しい部門は課長がいて、部下が十数名ほどいました。私は個別に話を聞いたところ、ほぼ全員が課長の事を嫌っていて、転職を考えているという事がわかりました。そうです、プロジェクトだけじゃなくて組織として終わっていた状態だったのです。

プロジェクトの状態は、絶句の状態でした。私の部門が先行フェーズを放置して他部門に任せていたので、私の部門側と情報の共有もできていなければ、そもそも先行フェーズなにそれおいしいの?って感じでアウトプットが最悪で、何してたの?何も決まってないじゃないの?って未経験の私でもわかる状態でした。

ただ、他部門には歓迎されました。知っている人も何人かいるので、未経験とはいえ私がプロジェクトに入ったことを歓迎されました。ただ、今回の領域は未経験で全く分からないのですが。

だんだん限界を感じてきた

システムの運用保守をやっていると、システム障害がよく発生します。担当者は多く割り当てられておらず、組織的な対応というより、いるメンバーで何とか回しているという感じでした。

人の増員をお願いしました。もちろん無理でした。

それなりの売上げと利益を出していました。その分を品質改善や人に割り当てたいという事を上申しました。逆に売上げと利益のノルマをあげられ、品質問題があるのであれば改善するように指示されました。

中小企業は皆さん同じだと思いますが、システムが問題を起こすとオンコールとして電話がかかってきます。365日電話が気になり、問題発生時は仕事モードに入る必要がありました。

ストレスが多い職場だと思っていたので、休日はなるべく携帯の電波の届く範囲で自然のある場所に行くようにしていました。

ある時、同じ部に所属しているメンバーが退職と体の限界を上司に申し出たことを知りました。私は正直にうらやましく思いました。正直に上司に、うらやましいという事を伝えました。

次の年度、私は、経験のない分野の部署に異動をさせられました。

わたしの仕事について

私の会社はいわゆるSIerといわれる分類の会社です。会社規模は大きくありませんが、それなりにお客様と近い関係あることが多い職場です。

お客様の規模は大きくないかもしれませんが、1次・2次などエンドのお客様の顔が見えないという事は無い会社です。一般的なSIerの下請け会社ではありませんでした。

会社内で転勤や部署移動など何度も経験しましたが、主にインフラ(サーバやネットワーク)などの保守作業につくことが多かったです。

こんな私ですが、30代半ばに管理職になりました。正直管理職になる前となった後で大きく仕事は変わりません。

考えると、入社してからそれほど変わっていないと感じます。20代後半の時のほうが一生懸命仕事をしていたし、成果が出せていました。成果を出しているときに評価されずに、年をとって給与が若干上がるのは不思議なものです。

管理職になってからはお詫びすることが増えました。その時の上司は今までも責任を持ってくれませんでしたし、お詫びは一般職の自分がお客様のところに行っていたので、お詫びのための資料をまとめて、お詫びに訪問するなど変わりないといえば変わりないのですが。

20代後半の一生懸命仕事をしていた時の上司は尊敬できる人でした。もう二度とこのような上司に会うことはないと思います。"責任は俺がとる。好きな事をしろ"と言ってくれた方で、その時の経験が自分の中で生きており、自分も部下をもったらそうありたいと思っていました。

入社してからのこと

私は、何度も転職してやると思い、結局今まで入社してから一社でのみ過ごしてきました。

ただ、先輩や上長の働き方を見ると尊敬できるものではなく、必ず体を壊すと感じていました。そのため、少しずつですが、お金をためていつでもやめれる。辞めても少しは生きていけるようにしていました。

会社を休職する数年前から、外こもりのサイトや、100万円生活というブログのサイトなどを見るようになっていました。すでに頭の中では限界を感じていたのかもしれません。

会社で限界を感じ休職したダメ人間の記録

30代も後半となった自分は仕事で体の限界を感じました。

結果として休職をする事となり、体の体調は悪いまま継続中の状態となっております。

1~3ヶ月も休めば問題ないと思っていましたが、全く違いました。会社からのストレスのあるメールを見ると今でも、頭痛がひどくなり、ベッドから動けずに動悸で眠れなくなります。

 

同じような状態になられている人も多いと思います。

私の経験が一人でも参考となってくれることがあればうれしく思います。